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【はぴねす安茂里】褒める.伸ばす

2018.12.22 | Category:

いつも活動記録をご覧いただきありがとうございます。

12月より東和田から安茂里に異動になりました堀内と申します。宜しくお願いいたします。

はぴねす東和田で6月~約半年間お世話になりました。

私は保育士等の経験はありませんが、障碍者福祉の分野で約23年間従事してまいりました。思えば、あの阪神淡路大震災が起きた丁度同じころに病院の精神科に勤務し、指導員、病棟内の相談員を約9年間勤めました。

途中、家庭の都合等もあって転職もありましたが、精神障碍者の就労準備場面だったり、グループホーム、市役所の福祉課での嘱託相談員と、一通りの分野で障碍者が精一杯頑張っている姿を目の当たりにしながら月日を重ねてまいりました。

その中で発達障害を持たれた成人の方々にも数多く接し、彼らが社会の中で生きづらい現状、特に人間関係がうまくできない部分に触れ、彼らと一緒にどうやって打開していくかを模索したものでした。

とりわけ発達障害という言葉自体が脚光を浴びるようになったのはごく最近のことで、現実に彼らの約4割近くの病名が『統合失調症』だったことを今でも鮮明に覚えています。精神障碍者の多く方々が発達障害を合併しているのですね。それだけ彼らの人生の大半は、いわば他人に理解してもらえない日々であったわけです。

今こうして児童療育に携わらせていただけることは、その入り口であり原点である彼らの苦悩の第一歩に対して、寄り添える幸せを感じられる大きな喜びです。本当に感謝です。

日々療育に際して思うことは、児童に対して褒めるということの大切さです。

人間は褒められるとうれしいだけでなく、そこに自分の居場所を見つける事が出来るのですね。

居場所があるとそこに安心感が生じ、さらに意欲と向上心が生まれます。やる気が湧くと、不思議と小さかった声が大きくなってきて躍動感が広がる。

市の嘱託相談員をしていた時のことです。

障がいの皆さんの小規模作業所(今は法改正で就労移行支援と呼んでいます)に訪問した時、こんなことがありました。

ある男性の精神障碍者が、ピンクのトレーナーを着ていたので「それ素敵だね」と声を掛けました。すると、次の日から彼は、靴もとてもかっこいいのを履いてきて、日を追うごとにおしゃれになったとのこと。

聞くと、「堀内さんに褒められたのが嬉しくて、もっといい物を着てみようと思った」のだそうです。それまでの彼はいつも同じ服ばかりを着て、「そんなの着てて、暑くないのかい?今は夏じゃないか」「冬なんだからもっと冬らしいかっこしないと」等しか言われなかったらしいのです。

あの時褒められたのがすごく嬉しかったと、今でも街で顔を合わせると口にします。

障碍者も児童も素直な心は同じ。そして、与えられた可能性もみんな同じ。

私たちスタッフ間の連携も、また関係者の方々との出会いも皆、大きな可能性と限りない未来を秘めている事を忘れず、日々業務に励んで参りたいと考えています。

安茂里の運動療育の毎日は、必ずテーマが決まっていて、今日は『サーキット』次の日は『ボール』等、児童の体力や筋力の向上を願ってのメニューを日々研鑽しています。

この運動に対して、この子はどんな気持ちで挑んでいるか。あるいは、この子がこんな体力がついてきたら楽しみだ!というように、日々の成長を祈りながら邁進する覚悟です。

その日にできてもできなくても、そこに一生懸命に取り組んだ子たちを思い切り褒めてやりたい。

そんな素敵カードをいつも持って、日々を送りたいと考えています。