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運動療育~DIRに基づいた理解と関わり~

2017.10.27 | Category:

いつもご覧いただきありがとうございます!

はぴねす東和田の栗原です。

 

今日は市内の小学校で音楽会が開催されていました!

学校での活動に少しでもスムーズに参加できるよう、日々支援にあたっていきたいと思います。

 

本日も、昨日に引き続き「こころの病への発達論的アプローチ-DIRモデルに基づいた理解と関わり-」の中から

私たちの療育における考え方の基盤になっている内容をご紹介させていただきます。

 

『より高度の思考を導く環境とは』

家庭や学校や職場、趣味の場といったさまざまな環境は発達課題を乗り越えるのに必要な経験と人間関係とを与えてくれます。

それにより、精神的な問題に苦しむ人の心の内が理解できるようになり、その理解のための視点も得られるでしょう。

 

「自らの心の内を理解する」

精神的な問題を抱える人には、自分はなぜ怒っているのか、なぜ悲しいのか、なぜ困窮しているのか、なぜ怖がっているのか、不安なのか、衝動的なのか・・・と自己理解できるよう手助けすることが必要です。

これは、どのような環境であっても簡単なことではありません。しかし、この難しい作業を当然のように意識している家族があれば、そうでない家族もあります。

たとえば、子どもが、お外にいきたいとねだる際、親が自然に「あらぁなぜかしら?どんなことをしたいの?」と尋ねかえす家族もあります。

この”なぜ”という言葉が、自分の心の内を見つめてみることを促します。そしてこの自分の心の内を見つめてみる姿勢によって、子どもは自分のことを含め、様々な事実を理解したい自分で思うようになるのです。

他方、親が”イエス”か”ノー”でしか返事をしない家庭もあるでしょう。このような答えでは自分の心の内をみつめる思考は促されません。

 

これと同様に、子どもが悲しそうにしているとき、「ほら、元気を出して!!暗い顔してないで」といった類の声かけでは、一体何が悲しみの原因なのかを探り出すのは難しいでしょう。

それより、「今日はどうしてそんなに元気がないんだろうね?何があったの?」とか、「おや、今日は何かよくないことがあったみたいだね」と問いかけることもできるでしょう。

同じ原則は、子どもだけでなく、10代の若者や20代の大人に対しても当てはまります。

根ほり葉ほり問いただす必要はありません。「今日はいまいちの日だったみたいだね」とか「いい1日だったのかな」とだけ言葉をかけ、さらなる会話へとつながるきっかけとするのです。こうして開始された会話は、自分の心の内で考えていることや感じていることを知る入り口になるのです。

 

~「こころの病への発達論的アプローチ-DIRモデルに基づいた理解と関わり-」より~