Blog記事一覧 > > 長野市放課後等デイサービス~子どもが楽しく運動するには?②~
いつもご覧いただきありがとうございます。
はぴねす東和田の新井です。
先日私の方から子どもが楽しく運動するためには「まず率先して大人が楽しむ事」
だとお伝えさせて頂きましたが、今回はまた別の方法をお伝えしたい思います。
【子どもの興味を引く】
いくら私たち指導員が楽しいと思う運動や遊びを思いついても、
実際に動く子どもたちが興味を持ってくれないと、運動や遊びに参加することすらできません。
前回お伝えした【大人が率先して楽しむ】も、子どもの興味を引く一つの方法ではありますが、
やはりこれだけでは子ども全員の興味を引くことは難しいと思います。
ならばどうすればいいかと言うと、子ども一人一人の好きな事や苦手な事をよく知っておくことが重要です。
はぴねすの子どもたちのなかで、「逃走中」という鬼ごっこのようなテレビ番組が大好きな子がいます。
その子がいる日に運動療育として名前は決めていませんが鬼ごっこのような運動を行う予定でした。
しかしその子はその日「先生ー逃走中やろーよー!」と言い、また、他の子もあまり運動をやりたくなさそうな雰囲気でした。
そこで、運動の内容は変えずに名前だけを逃走中に変え「逃走中やるよー!」と声をかけると、
その子だけではなく、お友達も巻き込んで自然と運動が始められました。
同じ運動を別の日に行ったところ、普段走るのが好きなのに「走ってみよー?」と声をかけても頑なに参加しない子がいました。
その子は走るのは好きだけど、負けず嫌いのため他の子に捕まってしまうのが嫌で参加をしていないようでした。
そこで始めは先生が一緒に走ってあげて、捕まることの恐怖心をやわらげつつ、走っても捕まらないという自信に繋げ、
最後には自分一人で走って運動に参加できていました。
このように好きな事や苦手な事をよく知っておき、運動に好きな事を取り入れ、苦手な事を取り除くことで
子どもは楽しく運動に興味を持ち参加出来るようになれます。
そのために普段からよく子どもを観察したり、
直接アセスメントを取ることでしっかりと子どものことを理解することがとても重要と考えます。
そのほかの方法はまた改めてご紹介したいと思いますので、楽しみにお持ちしていただければと思います。