Blog記事一覧 > > 長野市放課後等デイサービス~子どもが楽しく運動するには?③~
いつもご覧いただきありがとうございます。
はぴねす東和田の新井です。
春が近づき、日が伸びてきたことで段々暖かくなってきて、屋外でも屋内でも運動しやすくなってきましたね。
今日までに子どもが楽しく運動するために【率先して大人が楽しむ事】と、【子どもの興味を引く】の二つをご紹介させていただきました。
今日はまた新しい方法をご紹介させていただきます。
【みんなが平等になるようなハンデを組む】
子どもたちの特性として、遊びや運動、なんでも一番になりたい。相手がだれであっても負けたくない。という気持ちが非常に強く見られます。
特に特性の強い子どもであると、たとえそれが小学校の1年生と6年生の間であっても、1年生の子にとっては相手が6年生だから力の差があっても、
「相手が6年生だから負けてもしょうがないや」という気持ちになれず、かけっこ等で負けた際にはまるで同じ年齢の子に負けた時のように悔しがります。
そして悔しい気持ちから気持ちの整理ができずに不安定になってしまう事もしばしばです。
また、普段は走るのが大好きなのですが、リレーのようにみんなで走るのは苦手な子もいます。
この子はやはり負ける事が嫌いの為、自分より早くて走っても負けてしまうという考えから参加することを拒否している模様でした。
そういった子達がみんなで楽しく運動するためには、みんなが平等に運動できるようなハンデ付けが重要です。
例えば単純なかけっこであれば、大きい子・早い子は、小さい子がスタートしてから〇秒後にスタートさせたり、
同じスタートだけれども大きい子は走り方を変えて難しくしたりする例があります。
ほかには、跳び箱などの跳ぶ運動の際には、小さい子と大きい子で跳ぶ高さを変えてみることもあります。
こいうったハンデをつけることで小さい子も「これなら勝てるかもしれない」と思い、上級生と下級生での一緒の運動が成り立ちます。
たとえハンデがあった中だとしても、子どもにとっては自分より強い・大きい人に勝つことはうれしい事です。
この嬉しい気持ち、達成感がまた次の運動への参加意欲へ繋がるのです。
ハンデを付けるうえで大事なことは適切なハンデを付けてあげる事です。
あたり前な事ですが極端なハンデを付けてしまうと、かけっこだったら一方的な勝ちになり、どちらも楽しみがなくなってしまうので、
どちらが勝ってもおかしくないぐらいのハンデを付けてあげることが大事になります。
適切なハンデは一回でつけるのが難しい場合はやりながら細かく変えていけば大丈夫です。
また、子どもたちから提案させることもいいでしょう。
考える力も付きますし、子どもにとっては自分の意見が通ったという嬉しさにもなります。
これで第三回目の指導法の紹介でしたがいかがでしたでしょうか?
まだまだ私も勉強中の身ではありますが、少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです。