Blog記事一覧 > > 【児童発達支援TODAY is New Life東和田】 スケジュール(その2)
閲覧いただきありがとうございます!
少し前に、スケジュールについてお伝えしました。今回はその続きです。
スケジュールの詳細な方法はいくつもあります。しかし、共通する点もあります。
本人にわかる情報・絵で作り、まずは1枚ずつを見せて動けるようにします。
そして、必ず本人にとって得のある、楽しみなカード・活動から始めます。
大人にとって都合の良い、お風呂、歯磨き、トイレなどから始めてしまうと絵カードを見たくない気持ちになりやすいです。
本人はどんな絵や写真ならわかるかはお子さんによって違います。まずはわかりそうかなという絵や写真を、携帯の画面や、普通の紙で提示して、わかりそうであればラミネートしてカードにすることも良いと思います。場合によってはカードではわからず、靴(=外出)、オムツ(=トイレ)、シャベル(=公園)といった具体物が必要なお子さんもいらっしゃいます。
例えば左の写真。スタッフの子どもですが、これを見ると大好きな臥竜公園に行くということがすぐにわかります。
背景の細かな部分などに注意が逸れてしまうお子さんは背景をカットしておくとよりわかりやすいこともあります。
そうして、わかる情報は何かをたくさん集めていきます。
絵カードをよく見て動けるようになったら、連続したスケジュールを掲示していきます。連続スケジュールにも、最低1つは楽しみなスケジュールが入っている事が理想です。
そのスケジュールを始める時、または終わった時にはがす、裏返すなどして消えていくとさらにわかりやすいですね。
ところで、トイレ、着替えなどの日常スケジュールは混乱ないので、ご自身のお子さんにはスケジュールはいらないかなと思った方もいらっしゃるのではないでしょうか?
しかし、日常のスケジュールを絵カードで理解できることで、”特別”なスケジュールも理解できる可能性が高まります。
”病院へ行く”、(お母さんではなく)”お父さんが迎えに行く”、”爪切りする”、こうした毎日はないスケジュールが絵カードに入っていれば、1回目は意味は分からなかったとしても、何か違うんだなという予測はできます。2回目からはもっとわかるかもしれません。
そうして、1年くらいやってみると、ぐっと生活がスムーズになったことに気がつきます。
急な変更が苦手(=納得するのに時間がかかる)お子さんも、スケジュールで納得して動けることが多くなります。
さて、スタッフの子どもは、つい最近”検尿”がありました。究極の特別スケジュール!もうオマルは捨ててしまいました。
朝1番、検尿のスケジュール入れましたよ! 伝わったと思いますか? 練習なしの本番採尿。拒否されたら時間も次も無い状況(汗)。
上手くいったかどうかを後日またお伝えしますね。
お楽しみに!
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